カワイイ娘にスマックダウン!

xxx1shot2kill2004-05-24

前々から「アンタは絶対好きなハズだ」と言われてた「猟奇的な彼女」をやっと観た。
確かに面白くて萌えた。
あんなのマンガじゃん!という意見が多いみたいだが、そうじゃん、マンガじゃん!
いきなり親父の頭にゲロったり、気に入らないヤツには理不尽大王、そしてパンチ!パンチ!パンチ!
フィールヤングあたりで描かれてそうな漫画を映画化!と思ったがなんか違う。なんだこれ、岡田あーみんの漫画の世界観を映像化したんじゃん。登場人物は、みんなどこか行き過ぎて壊れてる、優柔不断な主人公、暴力そしてグロ。映画内容がマンガでどこが悪い!岡田あーみんだぞ!
スーパーマゾなオイラはあんな風にカワイイ女の子に振り回されてみたいぞ!友達にはそれも3日までだろ、と言われたが。
まあ、こう誉めるのも途中まで。
なんで最後はああなっちゃうんだろう。最後30分は最初の楽しさが嘘のように睡魔との闘いだった。
そうなんだ、この映画はボクのようなマゾ男のためではない、実は女性にとっての御伽噺だったんだ。メルヘンですよ。
どんなにワガママを言っても結局は言うことを聞いてしまう男。何でもしてくれる男。生臭いSEXの香りのしないストーリー。キスシーンの一つもねえしな!
そしてイマドキなぐらいのロマンチックというか臭いというかなんというかのエンディングの流れ。危うく、それもギャグとして見過ごしてしまう所でした。

別に否定するわけじゃないけどね。
マゾなボクとしては「ああ、ボクのようなダメ男のための作品じゃなかったのね」と悲しくなってみただけです。
最後はやっぱストレートパンチで終わらなきゃ嘘だろ!オイ!