あえて!けいおん!!ネタ!!!

仕事で家に帰れずそれどころじゃなく、しかもこの夏の猛暑で冷やしてもらえないパソコンさんが次々に逝ってしまって夏アニメの終盤が見れなかった。

つーても、見てたのは「けいおん!!」と「世紀末オカルト学院」。
世紀末オカルト学院」に関しては作品の徹底っぷり(後半ストーリー除く)の素晴らしさについて語りたいのだが、ここはあえて「けいおん!!」。

誰もが予想しなかった自分の「けいおん!」へのハマリっぷりなのですが(映画「リンダリンダリンダ」が大好きなだけ、という話も)、この第2期も第1話イントロ〜オープニングからひっくり返って転げ回る始末。

まー、そこらへん本編には関わらない(そうなのか!?)ので割愛。

で、仕事も辞めた今、エンドレスで「けいおん!!」が家に流れてるのです。

劇中曲で「ごはんはおかず」という曲がありまして、まー、これがこの2期で後半EDの「No,Thank You!」と並んで気に入ってまして(1期は「カレーのちライス」と米繋がり(not 米米CLUB))。
でもどっかで聞いたようなデジャヴ感は感じていて「なんだかなー」とふと頭をギモンがよぎる中、エンドレス「けいおん!!」第22話「受験!」であずにゃん中野梓/Gt)が一人練習で弾くシーンで繋がった。

戸川純だ!

と、そんなわけで頭の中で曲を歌わせてみたけど、どーもしっくり来ない。

なので戸川純が歌うのにぴったりなそのフレーズと詩を分けてみた。

ぴったり来たのは大塚愛だった…。

納得いったんだが腑に落ちず、もう一度考えてみたら、

みやむーが歌ったらいいんじゃん!

と自分勝手なランディングポイントに着陸。


結論:やっぱり声優ソングでした


あと、「けいおん」全体に言えることなんだが、EDの画の作りや曲調や話やネタ(出演者の名字はP-MODELだし曾我部センパイも出てくるし)といい、その「ナイスダサさ」が、作り手が同じ第2次ベビーブーマーである故の第2次ベビーブーマー殺しであると勝手に思ってる。
勝手に思ってるだけなんだが。

あ、沖縄のcdyaのトマトさんが作った大槻ケンヂコンピCD「OUTSIDERS」に入ってた「猫のリンナ」が「どっかで聞いたことあるよなー、カヴァーだよなー、何だっけなー」と3ヶ月以上悩んで、このブログ書くためにさっきググるまでチープ・トリックの「甘い罠」だと気づかなかったのはココだけのヒ・ミ・ツ…キャッ!(身をくねらせながら)

※一応当方、「けいおん!の面白さについてのミクロ・マクロ・メタ構造論」というのを脳内で勝手に上梓しております。。。

【緊急】村崎百郎さん刺され死亡【速報】

23日午後5時50分ごろ、東京都練馬区羽沢の作家黒田一郎さん(48)=筆名・村崎百郎=方で、男から「人を刺した。捕まえてください」と110番があった。警視庁練馬署によると、黒田さんが室内で血を流して倒れており、ほぼ即死。同署は殺人容疑で、室内にいた横浜市に住む無職の男(32)を現行犯逮捕した。
 調べに対し、男は「黒田さんの書いた実践本にだまされ、恨みを持っていた」と供述。「殺すつもりで包丁を神奈川県内で購入した。自宅住所は、ネットの掲示板で調べた」と話しているという。
 逮捕容疑は午後5時50分ごろ、黒田さん宅1階の居間で、黒田さんの腹部など二十数カ所を刃渡り約17センチの包丁で刺し、殺害した疑い。
 同署は男が黒田さんの著作に影響を受け、逆恨みしたとみて調べている。
 黒田さんは『鬼畜のススメ』や『社会派くんがゆく!』シリーズ(共著)などの著作がある。女性と同居していたが、当時は自宅にはいなかった。(2010/07/23-22:57)


すみません。ちょっと脱力感と涙が治まりません。

著作スタイルだけこういう危険があるのは承知でしょうが、実際に実行されてしまうのに世相を感じます。安すぎる。

言いたいことはたくさんあるのですが、今は生前の氏の知性の前には何も陳腐に思えて。

昭和だけではなく90年代B級文化さえも去っていく足音がハッキリと聞こえます。

と学会もさらに腰が引けていく危惧もあり。

そのスタイル(アングル)とそれを下支えする文章力と知力に、敬意と感謝を示し、その理不尽な死に、合掌。

【一応】あほか【はやぶさシリーズ】

JAXA広報施設「JAXAi」は「廃止だ」と中川文部科学副大臣
文部科学省中川正春副大臣が23日、政府の行政刷新会議による今年4月の「事業仕分け第2弾」で廃止と判定された宇宙航空研究開発機構JAXA)の広報施設「JAXAi」(東京都千代田区)を視察した。視察後、中川副大臣は「結論を出すために来た。最終結論はまだだが、JAXAiのような見せ方は廃止だ」との見通しを示した。

 JAXAiは丸の内にある無料施設で、ロケットエンジンの実物や小惑星探査機「はやぶさ」のミニチュア模型などを展示。事業仕分けでは年間1億円近い経費に対する効果が不明確などとして廃止の判定が下された。

 JAXAを所管する文科省は来年度予算の概算要求を前に施設継続の是非を検討中。はやぶさの地球帰還成功に対する“ご祝儀”も期待されたが、中川副大臣JAXA関係者の説明に耳を傾けながら予定よりも早く視察を終え、「大ざっぱに言えば少しもったいない。全く無駄とは言わないが、これだけの資金は研究費に持っていく方が生きるのでは」と話した。

国民のお金を使ってやっているからこそ使い道に理解を得るための広報施設だろうに。

その根本もわからず何を言ってるんだ。
そんなんだからどんな税制や予算も反対されるんだって。

こんなに小さいのだって予算削減にあったからだし、削減されながらも広報するのに頭をひねらせるのももったいないし、あんたにゃ「無駄」に思えるお金も使わせるんだったら予算増額しろい!

宇宙開発の根底にはお金も技術も学問もあるけど、何より夢があるんじゃい!

こんなことを言ってると、

自分や自分の支持体や業者にキックバックがある役に立たないうすらデッカイ施設じゃなきゃ「無駄」なんですか?
選挙惨敗してついには「はやぶさ」へジェラシーですか?

と思われかねませんぜ?副大臣

まあ、目の前の三国金融と外貨しか見えないお方には空を眺める暇などないのかもしれませんが。
副大臣の副がお目出度い「福」に見えてくる。

なんかムカつくので「JAXAの鬼瓦」こと川口教授の画像で癒されよう。もちろんステキな笑顔のほうですね。

自分には教授のユーモアセンスと反骨心を考えるとお盆のJAXAiでの「はやぶさカプセル公開」も確信犯的に思えるんですがねぇ。
そのくらいのファンタジーは持ってもいいでしょう?教授?

その他の日でも常時展示のLE-7Aエンジンは必見ですぜ!
キミも「プラネテス」経験を!

以前紹介しましてご協力をお願い致しました「オンライン署名サイト『署名TV』」の「はやぶさ2予算増額の嘆願署名」、目標には届きませんでしたが16943名からのご署名が集まりました。
ご署名してくださった方、もしここの日記からご署名してくださった方、企画者の方含め、本当にありがとうございました。

【その】「イ」を180°回転させて書きたい【弐】


マイミクさまの日記より。

はやぶさ2は、2014年までに完成させて打ち上げないと、
小惑星と地球の公転軌道の関係で、その次のチャンスが10年後になってしまいます。

10年後では、せっかく、はやぶさの運用で培われた技術が、
次代に伝えられなくなってしまいます。

とゆうわけで
事業仕分けパブコメにご意見を投稿しました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kouritsu/detail/1294165.htm
本年度の予算が、仕分けの対象になったからです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100614-OYT1T00947.htm

これがはやぶさ2くんだよ!
http://b612.jspec.jaxa.jp/mission/hayabusa2.html

宇宙開発に興味のある方はご存じでしょうが、成功か失敗が極端に分かれる宇宙開発では、その運用データのフィードバックが全てで、継続することが何よりも重要なのです。

今回の「はやぶさ」運用で蓄えられたデータは、持ち帰ったカプセルの中や人類初の偉業であるだけでなく、様々なトラブル復旧事例も含めて全てがかけがえの無いものなのです。

はやぶさ」プロジェクトマネージャーの言葉にもあったように、開発や技術がこれまでにないスピードで日進月歩で進化する現在において、今回のデータをすぐに次へと繋いでいくことで、初めて「はやぶさ」の仕事は完了するのです。

今の地球、日本の状況で宇宙に注ぐ余裕は無い、と思っている人はそれはそれでかまわないかと思います。

ただ、宇宙にいくらかのロマンを感じている方は、今回のはやぶさ帰還に思うものがあった方は、よろしければご協力をお願いしたいかと思います。

当然自分も意見させていただきました。


ちなみに、H-2ロケットの重なる失敗や第三国の宇宙開発の躍進で、日本が宇宙開発で遅れを取っているかと思う方がいるかと思いますが、固形燃料ロケットにおいては、日本は未だに世界屈指の信頼性と技術蓄積を築いています(自分は某公務員時代にその開発現場を実際に見てきています)。
ただ固形燃料は、環境問題やペイロード(打ち上げ質量)の限界のため、世界が液体燃料ロケットに移行する中、その注目を失っただけなのです。
液体燃料ロケット技術を一から組み上げなければならなかった最中のH-2ロケットの失敗なのです。
はやぶさ」を打ち上げた固形燃料のM-Vロケットは、どんどん小型化が進む人工衛星(特に実験衛星)の打ち上げ分野においてはまだまだ世界のトップクラスを走り続けるどころか、宇宙開発で重要性を増しているのです。
そして衛星の小型化においても日本は革新的な技術を生み出していますし、その運用能力に関しても素晴らしいものがあることは今回の「はやぶさ」プロジェクトにおいて明らかでしょう。

また、開発分野の違うISAS・NAL・NASDAJAXAへの統合によって、目的の違う開発への予算配分がますます難しくなっただけでなく、開発に携わる優秀な人材の受け入れ場所が減り、その流出を招いています。
財政の困難さもわかりますが、宇宙開発のこれ以上の縮小は、技術立国たるべき日本にとって避けなければならないことであるのです。

「イ」を180°回転させて書きたい


打ち上げから数々のトラブルを執念で奇跡的に乗り越えての外宇宙行〜イトカワ着陸〜地球帰還を追ってきたけど…、

以下、マイミクさんの日記から転載。

■「探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力」
(?の方もまずこれ見れば、急に気持ち入ると思う!)
http://www.youtube.com/watch?v=6kZbeAK-vBE

■「ただいま」
http://drawr.net/show.php?id=1478887#rid1479091

■@Hayabusa_JAXA
午後22時30分頃、管制室は全てのコマンドを打ち終えました。
満ち足りた、やり遂げた人達の笑顔が眩しくて、ちょっと泣けました。(IES兄)

■「はやぶさ再突入時の録画」 実際の映像
http://www.ustream.tv/recorded/7634995

■星空を進む「はやぶさ
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20100613-OYT9I00808.htm

そして本当にすごくて、きれいで儚くて
見入ってしまう。泣いてしまう。はやぶさ最期の記憶。

はやぶさラストショット
http://twitpic.com/1wh78q

みんなやっぱり「トップをねらえ!」のラストシーンを思い出すんだなぁ。
あと「ふたつのスピカ」の最終巻ともシンクロ。

畜生、JAXAの野郎どもは当然みんな見てやがるな。
三沢で十二分に泣いたのにまた泣いちゃうじゃないか。

最後に「地球を見せたい」とプロジェクトメンバーがに撮らせた写真。
オペレーション限界ギリギリで最後の一枚に奇跡的に写った地球。しかも電池切れで下の部分が切れて…。
そこまでやらなくてもいいじゃないか!この野郎!(号泣)

1周忌


あのとき、どんなに自分に、自分の人生にとって大事な人であったのかと思い知りました。
知るときは総じて遅いものです。

各追悼号やファンの皆さんの思い出を読んでいると、笑いと涙がぐっちゃになります。
もうこの20年以上、出会うことができ、見ることができ、夢中になり、心酔し、大好きで良かったと本当に思います。

全くプロレスを見なかった友達もあの日の後、全日の試合を見るようになり「何か説明できないけど、凄い」と言ってくれました。
貴方が縁で仲良くなった人もいました。

この1年、お別れ会で配られたポストカードを携帯の待ち受けにし、着信音をスパルタンXにしていました。
「時間は取り戻せない 私は後悔したくない」
を心に、あの日から常に自分もピンチでしたが理想主義者であろうとしました。常に人生が2.9カウントでした。
偶然にもこの1周忌にあたり、最大のピンチと転機を迎えようとしていますが、2.9カウントで返したいと誓います。そしてエルボー一発で逆転したい。少しでも貴方に近づけるように。

あの日以来、何かが終わってしまった、もうダメだと思っていましたが、貴方が自分に残してくれたものが支えてくれていたようです。

ファンの方々にも、これから見てファンになる方々にも、遺志を継ぐ選手方々や関係者方々にも、そうであって欲しいと思って止みません。
あのリングでの姿、リング外での姿は、忘れられない間は永遠ですし、誰も忘れられるものではないと思います。

昨日、有明には行けませんでしたが、ファンの方々も盛り上がり、選手の方々もご活躍されたことと思います。
きっと貴方は、久しぶりにラッシャー永世名誉選手会長と飲みながら見守っていてくれたことでしょう。一緒にスティーヴ・ウィリアムスもいたかもしれません。

いつか、たとえ貴方は向こうにいようとも、もう一度みんなとスパルタンXで貴方に届くような、自分を鼓舞するような三沢コールができる機会があることを夢見ながら。

<動画>追悼動画の中でも最も素晴らしい出来でした。福山は好きじゃないが今ではこれがふさわしいと思えます。こんなにも色々な相手と闘っていたことに改めて驚き、三冠戦のハンセンを失神させたエルボーのシーンは凄すぎて涙が流れます。ラストが初ジャンボ越えなのもあの時代を体験した人間にとっては素晴らしい。週プロの表紙で「新しい時代が来る」と震えた高校時代に戻らせてくれます。 <写真>週プロ三沢追悼号の裏表紙:分厚い背中が全てを物語る。追悼写真の中で最も良かった一枚。

こんばんは、

1981年、今は無き田園コロシアムにしゃがれた声が響いた。

その夜、テキサスの荒くれ者が大巨人を空に舞わせた。
そして声の主、ラッシャー木村は崩壊した国際プロレスから新天地へと舞い降りた。
緊張みなぎる会場での「金網の鬼」と呼ばれた荒くれ者の似合わぬ丁重な挨拶に会場が笑いに包まれた。
「初めてのところに行ってきちんと挨拶するのは当然なのになんで笑われなくちゃいけねぇんだよ」と、その男、ラッシャー木村は不器用ながら真摯に怒った。

プロレスラー・ラッシャー木村が亡くなった。

その訃報に、映画試写会でのコスプレ姿のアントニオ猪木は「はい、そうですね。冥福をお祈りします」と短いコメントを残した。
話題作りに利用するだけ利用して、先のマイクの後にはハンディキャップマッチでおびただしい流血と共々プロレス界の隅へと彼を追いやった男にとっては所詮その程度の存在でしかないのだろう。
コメントした状況は皮肉にもその扱いを現していた。

その後、剛竜馬国際プロレス残党たちと全日本プロレスに居を移した木村は不器用そのままに不遇の日々を過ごす。

そんな彼が再び表舞台へ出るのはマイクだった。
前座でのジャイアント馬場との試合後の見事な掛け合いが思わぬ人気を呼んだ。
ビートたけしにネタにまでされた田園コロシアムの不器用なマイクは器用に全国津々浦々の会場を沸かせた。もはやマイクは彼の武器だった。
前座がメイン並みに放送されるプロレス放送も当時の全日ぐらいだったろう。木村のマイクは番組内のプロレスニュースでわざわざ流されるほどだった。
各方面で人気者となり、果ては「いか天」の審査員席にレギュラー扱いで見事にトークをこなす音楽とはほど遠いはずの木村がそこに居た。

興業がメインのプロレス、馬場と木村のやり取りを楽しみの一つに老若男女が全国の試合会場に詰めかけた。
「おい、アニキ!」に始まるマイクは見に行くたびに約束ネタや時事ネタ、ご当地ネタを取り混ぜ、同じものは見た限り聞いた限り一つも無かった。

マイクだけと思われる木村だが、大相撲に始まった格闘技人生、親友のビクトル古賀に個人的に関節技を伝授され、マイクパフォーマンスが人気だった渦中にも関わらずサンボの練習に新宿のスポーツ会館に通い続けた。

NOAHに籍を移してからもマイクパフォーマンスは名物として続いた。

2004年、闘病中、NOAH東京ドーム大会にビデオで出場した。
「私は体調を悪くしてリングを離れて、カムバックの為にリハビリしていましたが、思うようにいかず、これ以上やると会社やファンの皆様に非常に迷惑がかかるので、引退を決意しました。本当に長い間、ご声援有り難うございました。ごきげんよう、さようなら」
本気の「こんばんは」で世間を賑わせた真摯な男はきちんと挨拶をしてリングを後にした。
引退後の木村の処遇を聞かれた三沢社長は、「永世名誉選手会長」にするとしてその労をねぎらった。

田園コロシアムで宙を舞った大巨人も、
「アニキ」と呼んだ東洋の巨人も、
各団体を共に転戦した「妹を進学させたい」とプロレスラーになったプロレスバカも、
ただ一人責任を取り廃業しようと決意するも慕う選手のために緑の箱船を船出させそのまま箱船に殉じた社長も、
もうすでにこの世には無い。

先日、Vシネで現場を共にしたプロレスラーの方と移動中に色々話をした。
インディ出場時代のディック・マードックと何度か闘ったことのあるその方が、近所にディック・マードックが出る巡業が来たので見に行ったところ、ちゃんと顔を覚えていたディック・マードックはわざわざやって来て一言言った。

「Merry X'mass」

その日は12月25日だった。

半年後、ディック・マードックはこの世を去った。


強くて、優しくて、礼儀正しい、あの男たちの居ないリングは、眩しいはずなのにとてつもなく寂しく見える。


本当に長い間、有り難うございました。ごきげんよう、さようなら。