ミニZ計劃と反省しない男たち

  
さて、ネット計劃終了。
そんなネット動画探索してたら突然電話が。
相手は我がZ計劃の相方ryo-king。今から家行っていいかとのこと。
彼、学校が家の近くなんで時々帰りに家に寄ってくんですけど、Z計劃DVDも渡したいので快諾。


ryo-king到着。
ウチにディスプレイしてあるAK−47見て、先日のモルモン教徒の話になり、いかにモルモンが凶暴だったかを話してると、突然ryo-kingが身長239cmのNBA選手ショーン・ブラッドリーがいかに敬虔なモルモン教徒かについて語りだす。そのデカさだけが存在価値の彼について、見事にそれだけを集めた動画をYouTubeで見つけてそれを見ながら爆笑しながら語り合う。
http://www.youtube.com/watch?v=pdPstztPkLA


するとryo-kingが、YouTubeで「ボクシング」で検索をかけたら、たまたまこの前のZ計劃2で流したトラウマアニメ「ペンギンズメモリー幸福物語」のペンギンがボクシングしてる動画を見つけたというので、この前流した部分の先のシーンを見ることになる。
http://www.youtube.com/watch?v=cNWgv1azu_g
戦場から帰って来た主人公マイク(ペンギン)。故郷に帰って平穏な日を過ごしたいのに皆から戦場での体験をしきりに聞かれる。心の傷を深くし、トラヴィスorランボー寸前になったマイクは、故郷を捨て旅に出て各地を旅し、賭けボクシングなどに身をやつすのだ。
そのへヴィ過ぎるストーリー展開とペンギンの絵の可愛さのギャップに大爆笑しながら見ていると、先のZでZ中毒者となったももはらくんが、家にZ計劃DVDをわざわざ取りに訪れ、図らずもミニZ計劃が開催されることに。
ももはらくんも、絵の出来とストーリーに見入っていたが、松田聖子の声の歌姫ペンギンが登場すると、途端にリリカルになってしまったので上映終了。俺たちに幸福は要らない。


そこでZ計劃DVDを見ようかと思っていたが、ももはらくんが、映像ライブラリーの中に「大東流合気柔術」を発見して「見たい」と言ってしまった。思えば悲劇はここに始まっていた。
その内容のあまりの緩さに言葉少なに合気道のことを語っていたryo-king&ボクだったが、ももはらくんが「この人が渋川剛気(グラップラー刃牙合気道の達人)のモデルですか?」と言ってしまったからさあ大変。
「違う!それは塩田剛三だよ!」と声を合わせて叫ぶボンクラ2人。ももはらくんにryo-kingが塩田翁の凄さを語ると同時に、ボクは本棚から塩田剛三関係の本を取り出して無理やり読書を強要。その間にもももはらくんは、出口王仁三郎から植芝盛平マイク・タイソンロバート・ケネディとのエピソード、技の解説等々、ネヴァーエンディングな薀蓄を聞かされるハメに。
終いにはYouTubeで映像まで見せられる。
http://www.youtube.com/watch?v=pdPstztPkLA
ゲッソリしたももはらくんは、「仕事抜け出してきたんで」とDVDを手に逃げるように帰ってしまった。
今思えば拷問だよ、コレ。ごめん、ももはらくん。


その後、ryo-kingがZ計劃2のビデオを見たいというので見ることに。
実を言うと一人で見るのが怖くてボクもまだ見ていない。
オープニングから見始め、会場の空気や映像や2人のトークの内容のヒドさ、そんとき何考えてトークしてたか、新たに仕入れた薀蓄やそんとき言えなかった薀蓄、改めて見返して気づいたこと等々を2人で笑いながらダラダラ話し合う。
先にサブマリンのヒワタシくんがZ計劃DVDを観て「これに副音声で2人のトーク入れてくださいよ」と言っていたが、確かに副音声で2人のコメンタリー入れたら二度面白いと気づかされる。
(でも今回のZ計劃DVDは容量ギリギリだから無理ね)
後半の「ペンギンズメモリー」と「ザーメンくらぶ」の部分は改めて見てもやっぱり面白く、2人で大爆笑しまくる。
2人して「『ペンギンズメモリー』を観たお客さんは、今のauのペンギンのCM見て絶対イヤな気分になるハズ、ちょっと快感」と共感。ヒドい。
http://www.kddi.com/aumypage/main.html
「ザーメンくらぶ」のあまりのヒドさと面白さにグッタリして、ryo-kingは明日も学校があるので観賞終了。


全部観てないのに、こうして改めて見返すと、「恐ろしく観るのが疲れるイベント」と再確認。今さらかよ。
出た結論は、「長過ぎた」というすでに結論づけられてる反省点は別にして、
「こんなの観てるお客さんが一番偉い」
「途中で帰るのもわかる」
「AVコーナーは寿さんにかなり助けられてる」
「2人とも自分で笑い過ぎて自爆」
「このイベントは見る人を選ぶ」
「とにかく『悪い』」


反省しつつも、「やっぱりこのイベントは面白い」という勘違いをしてしまう2人。懲りもせず次回も決行することを誓ってしまう(苦笑)。
思えば前回も「ヒドい」だの「こんなの客が可哀相」とか言ってたのに、こうやってビデオ見返して「これやっぱ面白いよ!」とか同じこと言って2回目決めたんだよなぁ…。


ryo-kingはこの後、学校が忙しくなってしまうのでもういつ会えるかわからなくなってしまう。
なんか戦友が「また一緒に戦おう」と別れる感じになり、不意に感傷的になって「打ち上げできたらいいなぁ」と言ったら、「いや、お客さんが一番偉いからみんな呼ばなきゃダメでしょ」と言われる。確かに!でもそんな財力ありません!


と、このまま別れれば一見感動的なのだが、ryo-kingが患ってたヒザ痛の原因について、腸脛靭帯がどーだの、十字靭帯がこーだの、側副靭帯があーだの、ヴォルグ・ハンが前田日明を破った膝固めは前十字靭帯を極めるだの、相変わらずのボンクラトークが始まってしまい、結局、三十路過ぎてもダメな2人なのをまたもや確認することになってしまったのでした…。


終結論:
「馬鹿は死ななきゃ治らない」