コント55号のクリスマスをぶっ飛ばせ!2DAYS!

きっとぉキミはこな〜い〜♪
一人きりのクリスマス・イブ♪
サイレントナイト♪ウォウォォ〜♪
ホーリーナ〜イト〜♪

聖なる鐘が鳴り響く夜。
その音が届かない野郎4名が夜の町へと繰り出した!
手にはベレッタ92F、SIGザウエル、H&KMP5等々、浮かれた野郎どもの醗酵した脳味噌をブチまけるには十分の火器が用意されている。

響く轟音、あたりに立ち込める硝煙の臭い、耳をつんざく女の悲鳴、食器の欠片と潰れた石榴のような脳漿が白と赤のエクスタシーを作り上げている。

阿鼻叫喚。ガスト如きでイブのディナーを楽しむような番いにはお似合いの現代美術。

雪崩れ込んでくるバヴィロン。Kamikazeが得意のタックルとカポエラでバヴィロンを床に次からへと這わせる。そこにエル・サイコデリコのマスクを被ったtakaSHI'Tがノータッチ・トペ・コンヒーロを炸裂させる!究極のコンビ技、「マッシヴ・アタック」だ!

移動したお子ちゃまクラブでは、フラッシュとレゲエのリズムのなか、若い肢体が見る見る間に肉片へと変わっていく様子にフロアは絶叫だ!クラブという密室空間で獲物を追いまわすその様は、俺がベトナムに行く前に嗜んでいた鹿狩りを思い出す。ちょっとした郷愁…。

一仕事終え、コンビニ前で「醗酵ウコン」のドリンク瓶を一気にあおると心身の疲れが癒されていくようだ。
町は綺麗にはなっている。
だが一番汚い俺たちが町に巣食う限りはこの世の浄化はありえないのだ。
町を真っ白に…そして俺たちも…。
そのとき初めて愛する君にボクは言えるのだろうか。

メリー・クリスマス。

町には倉田保明の「ロンリー・ドラゴン」が流れていた。